嚥下内視鏡

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当院では嚥下内視鏡を導入しております

当院では嚥下内視鏡を導入しております

副理事長 藤田徹郎

副理事長 藤田徹郎

平成23年 北里大学 医学部医学科 卒業
■取得資格
認定内科医
消化器病専門医
消化器内視鏡専門医

副理事長 藤田徹郎
副理事長 藤田徹郎

この検査では鼻腔から細いファイバースコープを喉に挿入し、咽頭部の形や動きの状態を直視下で観察することで、咽頭を食物が通過していく状況や気管に入ったり喉に残りやすくないかなどを調べることができます。
また日常的に喉に痰や唾液が溜まりやすいかについても観察することができます。
嚥下内視鏡検査の結果を踏まえ、今後の食事形態や食事姿勢の調節、嚥下リハビリテーションを計画し、口から食べる力を回復させるための検討をいたします。

検査結果を活かした摂食嚥下リハビリテーション

検査結果を活かした摂食嚥下リハビリテーション
検査結果を活かした摂食嚥下リハビリテーション

嚥下内視鏡検査に言語聴覚士が同席し、医師と一緒に嚥下機能の評価を行います。それにより患者さまごとの検査結果に基づいた、嚥下リハビリテーションを提供いたします。
長期入院されている患者さまも、その経過に合わせて嚥下内視鏡検査を実施することで、患者さまの「食べたい」という願いに寄り添い支援することができます。

摂食嚥下リハビリテーションを担う言語聴覚士
―実感する嚥下内視鏡検査のメリット―

■「患者さまから『何か引っかかる感じがして、すっきりしない』という訴えがあり検査したところ、ご本人が訴えている部分に細かい食べ物が貯留していて、予想以上に嚥下機能の問題点が発見されました。そのまま気が付かずに食事の形態を上げていたら、肺炎を起こし治療が長期化する可能性もあったため検査して良かったです」

■「検査で実際に咽頭部を見ることができるので、食べ物が溜まっている箇所を確認することができます。それにより飲み込むための手段(複数回に分けて飲み込む方法、横を向いて飲み込む方法など)の検討がスムーズにできました」

■「声が『ゴロゴロ』している患者さまに対し、ご自分で唾や痰を出すように促していますが、それだけでは不十分であることが検査により分かりました。その後の対応として、日頃から唾や痰を機械で吸引してもらえるようになりました」

言語聴覚士(ST)
言語聴覚士(ST)
STによる摂食嚥下カンファレンス
STによる摂食嚥下カンファレンス